【 虎テレの徹底した対策 】違法アップロードに対する強い姿勢と今後の対策を考える

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虎テレの違法アップロード

 

虎テレでは以前から積極的に違法アップロードに対して注意喚起しています。
今回は虎テレの厳格な姿勢から違法アップロードに対する今後の対応策を検討していきます。

 

 

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当記事は以下の記事の詳細ページとなります。

 

虎テレの違法アップロードに対する注意喚起

 

虎テレは以前より違法アップロード者に対して直接注意喚起をしてきました。
ツイートをさかのぼると2017年あたりからこのような警告をされてきています。

 

また、注意を無視するアカウントに対しては法的措置もとるとのツイートもされています。
こうした取り組みにより、虎テレの違法アップロードは以前よりも減少しているようです。

 

とはいえ、2022年に入っても止まらないようで注意喚起は終わりません。

 

① メディア側が対策するも「イタチごっこ」が続く

 

昨今、野球関連番組の違法アップロードがたくさん溢れています。
メディア側も対応しているようですが、一向に無くなる気配はありません

YouTube、Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなど。
年々、SNSの数が増えていく現在では、追いきれないほど増加しています。

メディア側も削除申請をするも、次々と投稿されイタチごっこが続きます。
こうした状況をいくら続けたとしても改善することなく、現状維持を続けるばかり。

実際にこれだけ溢れていることが今の対策では変わらない証拠になります。
こうした状況が続く理由としては、以下のようなことが考えられるかと思います。

  • 基本的に匿名である
  • 公式で注意喚起されても無視できる
  • 注意された時に投稿削除で済む
  • いくらでも新規アカウントを作れる
  • 削除や凍結されてもデメリットがない
  • 訴えることまではしないと思っている

 

ただ、YouTube、ニコニコ動画、FC2動画ではすでに逮捕者が出ています。
Twitterの事例はまだのようですが、いつ訴訟になってもおかしくないでしょう。

 

② 被害者であるメディア側が疲弊するばかり

 

違法アップロードをする本人に問題があるのは大前提。
ただ、今まで通りでは何も変わらないのは現状をみれば明白です。

今回の虎テレさんのように直接的にコンタクトをとるメディアはありません
多くの場合、プラットフォームに削除申請をするかそのまま放置するかです。

コンプライアンスなどメディア側にも様々な事情があるのかと思います。
ただ、それを理由に続けても、権利侵害が少なくなることはまずないでしょう。

上記に列挙したように違法アップロードしても何もペナルティはありません。
フォロワー数がゼロになるくらいで、法的にも経済的にも何も損失はありません。

損失を被り続けるのはメディア側で、対応に振り回されるのもメディア側。
被害者が損害を受け続けるばかりの状態が続くのは良い状態とは言えません。

 

③ 個別での対応には限界がある

 

結果が変わらないのであればそろそろ別の対応も必要かも知れません。
メディア側がどの程度、この件の仮説検証を行っているのか定かではありません。

注意喚起では止まらないことも当然理解していることとは思います。
今後どうするかについても様々な方向から考えているものかとも思います。

ただ、1社1社が個々で対応できる状況にはすでにないようにも思えます。
放送局の垣根を超え、業界全体で協力して変えていかない限り変わらないでしょう。

 

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放送・配信業界にある問題は「業界全体」で対応

 

違法アップロードの問題では2つの業界が関係しています。

  • 放送・配信業界 (著作権者)
  • プロ野球界 (肖像権者)

① 著作者であるメディア側の対応

 

まずは「著作権」の問題なので著作者である放送・配信業界の話になっていきます。
これらの事業者全体で業界にある問題を業界全体で対応していけると良いかと思います。

それには法的な課題もあるかも知れませんし、経済的な問題もあるかも知れません。
ただ、それぞれの権利はそのままで、著作権団体として変えていくことは可能でしょう。

前述しましたが、1社1社での対応にはマンパワーや予算に限界があります。
どこかで一括で管理を代行し、全体の問題として取り組んでいく事も必要かと思います。

 

法的な整備が必要であるのなら、政治に対して訴える必要もあるかも知れません。
例えば、法的な整備をするなら以下のような改善点を提示することも必要となります。

  • 投稿者の情報開示請求の容易化
  • 著作者の損害賠償請求の容易化
  • プラットフォームの削除強制化

 

簡単に言えば、”個人情報開示・ 損害賠償請求・投稿の強制削除”を容易にすること。
権利侵害者を特定しやすくし、必要であれば損害賠償請求しやすくすることが目的となります。

 

その他にも野球関連のメディア側の対応は以下の記事で記載しています。

 

② 肖像権を管理するNPB側の対応

 

次にプロ野球選手の肖像権を管理するNPB側の話になっていきます。
別の記事で触れていますが、プロ野球選手の肖像権は所属球団が管理しています。

もし、不当に選手が利用されたのであれば肖像権侵害として対応も可能でしょう。
同時にYouTubeなど選手の映像で収益を得た場合はパブリシティ権も関係してきます。

選手の肖像権に関しては過去にもいくつか裁判が行われています。
それと同様に不当な利用であれば何かしらのペナルティを課すことも可能と思います。

 

今回のまとめ

 

今回は虎テレのツイートから違法アップロード対策について話を進めてきました。
これまでも対策してきたとは言え、ほとんど変わっていないのが現状かと思います。

改善しないのであれば、改善しない理由をはっきりさせることも必要。
同じことを繰り返していても何も変わらず、ますます増加することでしょう。

プロ野球に関する映像には様々な権利が存在します。
「権利の束」とも言われる著作権は法に準じた利用方法が必要となってきます。

今後どう対策していくかメディア側とNPB側の対応を見届けましょう。
健全な方法でプロ野球の映像を楽しんで視聴するようになることを期待しています。

 

合わせて読んで深く理解しよう

 

 

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