選手のセルフケアで最近よく目にする振動系のアイテム。
その中で実際に使用しているハイパーボルトについて少し紹介したいと思います。
目次を押すと好きな所に移動できます
マッサージガン選びの参考に!
トップアスリートも愛用する”ハイパーボルト”とは
簡単に言うと振動刺激を用いてセルフケアを行うアイテムです。
最近はスポーツ選手に限らず、自宅でセルフケアに使うユーザーも増えています。
※ 上記は初期機種ですので最新機種はこちら
また、以下のように世界のトップアスリートも公式パートナーとなっています。
同時に日本国内でもプロ野球選手やオリンピック選手など多くの選手が愛用ししています。
大坂なおみ選手

サンディエゴ・パドレス タティス・ジュニア選手

ハイパーボルトの効果
効果としてネットなどによく書かれているものは以下の通りです。
- 筋膜リリース
- 血流改善
- こり解消
- 可動域改善
本社のYouTubeにも以下のように使用後に血流が改善したとの動画が紹介されています。
確かに高速振動で筋肉が緩んで血流が改善することは体験的にもわかる方も多いと思います。

① 筋膜リリースの「エビデンス」が見当たらない
数年前から「筋膜リリース」という言葉をよく耳にするようになりました。
ここ数年はNHKや民放の健康番組でも「筋膜」について取り上げていましたよね。
本題の「振動で筋膜がリリースできるのか?」ですが現段階では「怪しい」です。
というより、それを証明するような研究報告は知っている限りはないようです。
癒着した隙間に何か突っ込むのならわかりますが、そういうものではありません。
医師が注射針を用いて行うハイドロリリースなら理解できますが振動では無理でしょう。
最近はブログやYouTubeでも『筋膜リリースができる!』とよく目にします。
ただ、どの記事や動画ををみてもエビデンスの記載はひとつもありませんでした。
② 証明されていない情報に過度に流されない
筋膜(facia)はまだ解明されていない部分が多いです。
現時点では市販のツールで行う方法では筋膜リリースはできなさそうですね。
圧力・熱刺激などでゲル状になるという話もありますがごく短時間のようです。
また、皮膚の上からアプローチしても筋膜まで届かないという研究もあります。
そもそも論として“筋膜だけ”に特化してこだわる必要もないと思います。
世の中にあるすべての体の不調や痛みが筋膜だけによるものではありません。
これまでも健康に関するいろんな情報がメディアで話題になりました。
- インナーマッスルを鍛えるとパフォーマンスアップ
- 体幹が大事だから体幹エクササイズが必要
- 肩甲骨はがしで肩こり解消
- ヒアルロン酸を飲んでヒザ痛が解消
でも、それぞれの定義は曖昧で、いつの間にか消え去っていきます。
特にヒアルロン酸に関しては”飲んでも効果はほとんどない”と否定されています。
「筋膜リリース」など流行り言葉に過度に流されないことが大事です。
利用者にとって筋膜なのかどうかはよりも、効果があるのかどうかが大事なので。
- そもそもいわゆる筋膜は単なる膜状の組織ではない
- 筋膜リリースは”過程”であり、振動で起きた効果は”結果”
- 振動による効果が筋膜リリースによるものかは立証されていない
- エビデンスで証明されていない時点で”推測に過ぎない”
ちなみにGoogle検索で「ハイパーボルト 筋膜」で検索してみました。
上位表示されたサイトのどれをみても筋膜リリースのエビデンスの記載はありません。
「不誠実な発信は信用しないことが大事」
③ 多くの研究で証明されている「振動の効果」
“振動による効果”は世界的に多くの研究が報告されています。
メカニズムの詳細は割愛しますが、簡単にまとめると以下の通りです。
振動刺激による効果
- 関節可動域の改善
- 血流の改善
- 筋緊張の抑制
- 疼痛の緩和
ただ、上記の研究結果はハイパーボルトを用いた研究ではありません。
ハイパーボルトの効果を証明するためには以下のような条件を追う必要があります。
- 実際にハイパーボルトを用いた研究を行う必要がある
- ひとつの研究結果だけでなく多くの研究結果が必要がある
- 同じ研究結果を複数の第三者の研究者が再現できる必要がある
以上を経ていない限り、単なる”妄想の域”をでません。
キャッチーな売り言葉に流されないよう購入者も気を付けましょう。
ハイパーボルトの購入方法
ハイパーボルトはAmazonや楽天などから購入可能です。
普段から利用しているところだと、ポイントもつくのでお得です。
① ハイパーボルト2 (Hypervolt 2)
2022年1月末から軽量化されたハイパーボルト2が販売されています。
従来機種のシルバーの外観からブラックを基調としたデザインに変わりました。
変更点は軽量化(-290g)で、回転数やパワーなど機能面に大きな変化はありません。
価格面ではハイパーボルトに比べ、ハイパーボルト2は25%ほど低価格となっています。
② ハイパーボルト2プロ (Hypervolt 2 Pro)
ハイパーボルト2プロは従来品の1.5倍パワフルなモーターを搭載しています。
次に紹介するプラスとパワーは同じですが、こちらの方が120g軽量化されています。
今後はハイパーボルトプラスからハイパーボルト2プロに置き換わると思われます。
価格や重量を考えても今からであればプラスを買うなら2プロにすべきかと思います。
③ ハイパーボルトGO (Hypervolt Go)
ハイパーボルト GOは従来品に比べて30%軽量化されています。
ただ、パワーを比較すると20Wほど小さくなってはいるようです。
購入レビュー記事はこちら
④ ハイパーボルトシリーズの比較表
ハイパーボルトシリーズの比較は以下の通りです。
それぞれに合ったタイプを選んで購入してください。
現在のラインナップ
ハイパーボルト2プロ![]() |
ハイパーボルト2![]() |
ハイパーボルトGO |
ハイパーボルトGO2![]() |
|
---|---|---|---|---|
パワー | 90w | 60w | 40w | 40w |
振動数 | 28㎐ / 32㎐ / 35㎐ / 40㎐ / 45㎐ |
30㎐ / 40㎐ / 53㎐ | 36㎐ / 45㎐ / 53㎐ | 36㎐ / 45㎐ / 53㎐ |
回転数 | 1700 / 1900 / 2100 / 2400 / 2700 |
2000 / 2350 / 2700 | 2200 / 2750 / 3200 | 2200 / 2750 / 3200 |
サイズ | 17 × 25 × 6cm | 17 × 25 × 6cm | – | – |
重量 | 1180g | 870g | 680g | 680g |
Bluetooth | 〇 | 〇 | – | – |
圧力センサー | 〇 | 〇 | – | – |
アタッチメント | 5種類 | 5種類 | 2種類 | 2種類 |
定価 | 56,000円 |
46,000円 |
32,780円 |
32,780円 |
Amazon | Amazonで確認 |
Amazonで確認 |
Amazonで確認 |
Amazonで確認 |
楽天 | 楽天で確認 | 楽天で確認 | 楽天で確認 |
楽天で確認 |
以下は新機種発売により生産終了した機種です。
現在は在庫整理のため30%オフのセール価格で販売しています。
生産終了機種
ハイパーボルト |
ハイパーボルトプラス |
|
---|---|---|
パワー | 60w | 90w |
振動数 | 30㎐ / 40㎐ / 53㎐ | 30㎐ / 40㎐ / 53㎐ |
回転数 | 1800 / 2400 / 3200 | 1800 / 2400 / 3200 |
サイズ | 17 × 25 × 6cm | 17 × 25 × 6cm |
重量 | 1100g | 1300g |
Bluetooth | 〇 | 〇 |
定価 | 61,050円 |
73,260円 |
Amazon | Amazonで確認 |
Amazonで確認 |
楽天 | 楽天で確認 |
楽天で確認 |
⑥ 購入は1年保証のある「正規販売店」で
故障した場合は正規品であれば以下のように対応して頂けます。
正規販売店や正規代理店での購入であれば1年間の保証がついてきます。
尚、Amazonなどで低価格で販売されている“並行輸入品”は保証がついていません。
販売元によっては中古品が届いたり、開封済みが届いているようなので気を付けて下さい。
もし故障した場合は?
正規品であれば通常使用での故障は1年保証がついています。
保証期間外に故障した場合は?
正規品であればHYPERRICE JAPANにて有償で修理が可能です。
並行輸入品は保証がありますか?
総輸入元・正規代理店以外は「修理サポートの対象外」です。
Amazonで購入は日本総輸入元から
楽天での購入は正規代理店から
ハイパーボルトのレビュー (気付いたこと)
ここからは自分で使用してわかったことをまとめます。
オプションや重さの問題などいくつかピックアップして説明します。
① 部位により「取り換えヘッド」を変えられる
ハイパーボルトは部位や用途に合わせてヘッドの取り換えが可能となっています。
取り外しもとても簡単で、女性でも問題なくヘッドを交換することができます。
ワインボトルのように軽く回しながら引っ張るとスポンと外すことができます。
狭い場所や広い面など体の形に合わせてヘッドを交換できるととても便利ですね。
② 毎日使うことを考えると値段は高くない
ハイパーボルトで1番気になるのが価格です。
確かにケアアイテムが30,000~50,000円と考えると高いと感じるかも知れません。
ただ、実費の治療やマッサージを受けにいくと1回で数千円します。
仮に月1回通ってたとしても、年間12回で数万円と結構なお金がかかってしまいます。
そういったことを考えると自宅で毎日セルフケアができればとても低価格です。
購入さえしておけばいつでもどこでもケアできるし、テレビを見ながらでもケアできます。
1度に50000円を払うと考えると高いですが、365日で考えると決して高くはないはず。
毎日こまめにケアを続けていけば、高額な治療を受ける必要もなくなるかも知れません。
③ 女性なら「ハイパーボルトGO」がおすすめ
ハイパーボルトは女性が片手で扱うにはちょっと重いかも知れません。
軽いのものが良いという方にはハイパーボルトGOとGO2がおすすめです。
従来の1kg前後ある機種だと一般女性は持っているだけで大変です。
ハイパーボルトGOやGO2なら600g程度とペットボトルより少し重い程度です。
- ハイパーボルトGO・GO2 618g
- ハイパーボルト2 810g
- ハイパーボルト2プロ 1180g
ハイパーボルトを販売するHYPERICEは他にも振動系ツールが充実しています。
HYPERICEの記事はこちら
- 【 購入レビュー 】ハイパーボルトGOは”低価格+軽量”で女性や子供や持ち運びにおすすめ機種
- 【 購入レビュー 】VYPER GO(バイパーGO)は”コンパクトな設計”で持ち運びも効果も満足な機種
- 【 購入レビュー 】ハイパーボルトGO2はマットな”グレーカラー”を採用し女性におすすめ機種
- 【 購入レビュー(近日) 】VENOM (ベノム)の温熱+振動のWアプローチで腰・足・肩をセルフケア
- 【 ハイパーボルトだけじゃない 】ハイパーアイス(HYPERICE)は”振動系ケアツール”が充実
- 【 2022年 新機種登場 】ハイパーボルト2とバイパー3.0に進化、変更点(重量・価格)を比較で解説
- 【どちらも欲しい 】”ハイパーボルトGO+バイパーGO”なら5万円前後で購入可能でおすすめ
- 【 あったら便利 】ハイパーボルトの”オプション”と”アクセサリー”の6種類をすべて紹介
Amazonで購入は日本総輸入元から
楽天での購入は正規代理店から
今回のまとめ
今回は選手のセルフケアアイテムについて話を進めてきました。
最近は様々なアイテムが販売され、スポーツ現場で活用されています。
日々のコンディショニング管理は選手もそれ以外も変わりません。
先の人生のためにより健康に気を使って動ける体を維持したいですね。
※ 上記は初期機種ですので最新機種はこちら
合わせて読みたい!
※ 文章・画像の転載はご遠慮ください