【 YouTubeは第三者報告も効果あり 】野球中継の違法アップロード&違法ライブ配信の報告方法

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プロ野球中継・番組の違法アップロードは年々増加する傾向にあります。
今回はYouTubeへの報告方法と第三者による報告の効果について解説します。

 

 

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当記事は以下の記事の詳細ページとなります。

 

報告方法は大きく分けて以下の2つの方法があります。

  1. 違法な動画やチャンネルの報告
  2. 不正を行う収益化チャンネルの報告

 

ここからはその方法について具体的に解説していきます。
ちなみに動画下にある“低評価”はいくら押してもまったく効果はありません

 

– 著作権侵害動画について –

違法配信・違法アップロードはまずは著作権者(放送局など)に通報してください(放送局の通報先)
その他で第三者ができることとしてYouTubeへ動画やチャンネルを通報するようお願いします。

YouTubeへ違法な動画とチャンネルを報告

 

YouTubeへの違法アップロードの報告は以下の2通りです。
ひとつめは動画単体を報告、もうひとつはチャンネルを報告する方法です。

① 動画を報告する

 

動画自体を報告する場合は以下の手順で行います。
パソコンとスマホで方法が異なるので以下を参照して下さい。

パソコンの場合

  1. 動画右下にある「🏴」をクリック
  2. 「スパムまたは誤解を招く内容」を選択
  3. 「詐欺または不正行為」を選択し次へをクリック
  4. 違反の詳細を入力して「報告」をクリック

 

スマホの場合

  1. 画面上部の右端にある「報告」を選択
  2. 「スパムまたは誤解を招く内容」を選択
  3. 「報告」を選択

 

② チャンネルを報告する

 

チャンネルごとを報告する場合は以下の手順で行います。
スマホの場合チャンネルを報告できないのでパソコンかタブレットからお願いします。

パソコンの場合

  1. チャンネル上部の「@〇〇‧チャンネル登録者数 〇人」を探す
  2. その下にある「〇〇〇 >」をクリック (〇〇〇がない場合もある)
  3. 概要が出るので右下の「🏴ユーザーを報告」を選択
  4. 次に出てくる画面でも「ユーザーを報告」を選択
  5. 「スパムや詐欺」などを選択
  6. 該当する動画を選択 (補足情報を記述)

 

※ 画面右にある🏴のマークをクリックします。

 

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Googleへ収益化チャンネルの違反を報告

 

単なる違法アップロードだけが問題ではない場合もあります。
それは著作権侵害を行った上で広告収入を得ているという問題です。

① 違法アップロードによる”収益化”は禁止行為

 

YouTubeの規約をみていくと以下のような文言があります。
そういった場合は広告表示の「ポリシー違反」として報告することも可能です。

収益化が許可されないその他の例(このリストがすべてではありません):

  • テレビ番組の一部が編集されているものの、説明がほとんどないか、まったくない
  • 他のソーシャル メディアのウェブサイトのコンテンツを集めた短い動画

YouTubeのチャンネル収益化ポリシー / YouTubeヘルプ

 

② 違法チャンネルの”収益化遮断”の効果

 

多くの場合で違法アップロードを行う理由は”違法な収益化”が目的です。
ですので、収益化システムが止まってしまえば、多くの場合で続ける目的を失います

文化庁は収益化の遮断について”Googleの著作権侵害対策”の中で言及しています。

著作権侵害行為に対処する効果的なもう 1 つの手段として、著作権侵害サイトの収入源を断つ「Follow the Money」が挙げられます。

Googleの著作権侵害対策 / 文化庁

 

また、英国の知的財産犯罪捜査チーム(PIPCU)収益化遮断の効果を発表しています。

PIPCU has estimated that if we took the revenue away from sites that host illegal content, then as much as 95% of all infringing websites could be eliminated.

PIPCUは、違法なコンテンツを投稿するサイトから収益を奪うと、すべての著作権侵害Webサイトの95%が閉鎖を余儀なくされると推定しています。

Strides in the right direction / Trademarks and Brands Online

補足資料 Beyond the DMCA: How Google Leverages Notice and Takedown at Scale / Caleb Donaldson

 

③ Google AdSense広告への報告方法

 

収益化の違反行為の報告は第三者であっても可能です。

  1. 「ウェブサイトのコンテンツ、または AdSense 広告のウェブサイト上でのプレースメントに関する AdSense ポリシー違反」を選択
  2. 「はい」を選択
  3. 「AdSense プログラム ポリシーに違反しているウェブサイト」を選択
  4. 「こちらのフォーム」をクリック
  5. 「ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していない。」を選択
  6. 違反の詳細に記載 (例 : 野球中継を違法アップロードしているなど)

 

情報提供はこちらから

 

もちろん、著作権者が著作権侵害を親告するほどの効果はありません。
ただ、第三者であっても多くの通報がある場合は広告が停止されるようです。

 

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第三者による報告の効果について

 

第三者による報告は意味がないという見解もあります。
しかし、実際にアカウントが停止されたURLをみるとそうでもないようです。

① 第三者報告でもアカウント停止の場合もある

 

第三者でも多数の違反報告があればアカウントは停止されるようです。
以下のようにアカウント停止理由の記述に「第三者」という文字があります。

このアカウントを停止しました。これは、このユーザーのコンテンツが著作権を侵害しているとの申し立てが第三者から複数寄せられたためです。

YouTube停止アカウント

 

② スパム報告でもアカウントは停止される

 

第三者という文字はありませんがスパム報告でも停止されるようです。
以下のように規約違反が重なった場合は規定通りアカウントは停止されます。

スパム、詐欺、誤解を招くコンテンツに関する YouTube ポリシーやその他の利用規約に対する度重なる違反または重大な違反のため、このアカウントを停止しました。

YouTube停止アカウント

 

また、利用規約の違反でも規定通りアカウントは停止されます。

YouTube の利用規約に違反していたため、このアカウントを停止しました。

YouTube停止アカウント

 

また、コミュニティガイドラインの違反という記述もありました。

YouTube のコミュニティ ガイドラインに違反していたため、このアカウントを停止しました。

YouTube停止アカウント

 

③ “なりすまし”の場合でもアカウントは停止される

 

東南アジア系のチャンネルで頻繁にハッキングが行われています。
日常生活や裁縫の投稿から、突然日本のテレビ番組の違法配信を行うチャンネルなどです。

そうした場合はなりすまし報告でもチャンネルは停止されているようです。

なりすましを禁じている YouTube ポリシーに違反していたため、このアカウントを停止しました。

YouTube停止アカウント

 

④ 動画が削除された場合はYouTubeからメールが届く

 

規約違反の報告により動画が削除された場合は以下のようなメールが届きます。

お客様

不適切と思われる動画をご報告いただきありがとうございました。〇〇年〇月〇日にご報告いただいた動画は、YouTube から削除されたか制限が課されました。

クリエイターは コンテンツの削除または制限に関するYouTubeの判断に対し、再審査請求を行う権利を有します。問題を報告したコンテンツのステータスはいつでも確認できます。

どうぞよろしくお願いいたします。
YouTube チーム

~ YouTube公式メール

 

尚、このメールが届くのは違反動画の通報し削除された時のみです。
チャンネルの通報によりチャンネル停止になった場合は上記のメールは届きません。

このメールはYouTubeアカウントに登録されたメールに届きます。
削除状況はYouTubeの画面左下にある報告履歴からも確認ができます。

 

⑤ スパム報告を蓄積することで”傷物アカウント”へ

 

詳細は伏せますが、多くのスパム報告が蓄積されると傷物きずものアカウント”となります。
そうなった場合、問題のあるユーザーとしてGoogleに認知され、様々な制限を受けます。

気持ちを改めて規約に沿った正しい方法でやり直してもその制限は解除されません。
チャンネルをBANされる度に新規チャンネルを作る人もいますが全て記録されています。

何度もチャンネルを作りなおしても”目的を果たせない”ケースはそうした理由です。
ですので不正行為は適切にGoogleに報告し、悪質ユーザーとして認知してもらうことが必要です。

 

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2022年よりGoogleも規約違反に対して厳しい対応へ

 

2021年よりGoogleの規約更新により違法アップロードの対策も厳しくなります。
収益目的の規約違反や違法行為も増えていることからこうした対応になったと思われます。

① 悪質な規約違反は”アカウント停止・アクセス停止”に

 

2022年1月よりYouTubeの規約更新が発表され、以下の文言が明記されています。
重大な規約違反を繰り返すユーザーはGoogle等のアカウント停止・アクセス停止となります。

近年、一部で社会問題となりつつある動画も投稿されることも増えてきています。
違法アップロードに関しても利用者の感覚も麻痺していることからこうした対応となっています。

(a)お客様による本契約への違反が深刻である、もしくは繰り返される場合、(b)法的義務もしくは裁判所の命令に従うために必要である場合、または(c)他のユーザー、第三者、YouTube、YouTube の関係会社のいずれかに不利益または損害を与える(もしくはその可能性がある)行為が行われていると YouTube が判断する場合、YouTube は、お客様の Google アカウントまたはお客様の本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを停止または解除する権利を留保します。

YouTube利用規約

 

② 複数のチャンネルで違法行為の「迂回」も厳しく対応

 

昨今、動画削除の回避のため複数チャンネルで違法行為をしているユーザーもいます。
そうした迂回行為は悪質な行為と捉え、Googleのアカウント停止やアクセス停止も示唆しています。

頻繁にみられる“サブ垢”“避難用”などいったものは上記に該当します。
Googleは巨額な資金を投資してさまざまな不正に対策しているその程度は認知できます。

違反警告を理由にお客様のチャンネルが制限された場合に、その制限を迂回する目的で別のチャンネルを使用することは禁止されています。この禁止事項の違反は本契約の重大な違反となり、Google はお客様の Google アカウントまたは本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを停止する権利を有します。

YouTube利用規約

 

合わせて読んで深く理解しよう

 

 

 

「違法アップロードの報告方法」の記事を読む

 

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今回のまとめ

 

今回はYouTubeへの第三者報告について解説しました。
近年は野球中継の違法アップロード動画を毎日のように目にします。

放送局や配信局も削除作業を行っているものの追い付かないようです。
YouTube側も対策はしているものの十分な状況とは言えないのは事実でしょう。

YouTubeには権利者以外にでも可能な第三者報告があります。
権利者ほどの効果はないものの複数の報告があれば効果はあるようです。

違法アップロードの法整備も今後進んでいくでしょう。
YouTube側の今後の対応も注目しながら動向を見守っていきましょう。

 

合わせて読んで深く理解しよう

 

 

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