新外国人投手としてドカイル・バード投手との契約が合意に至りました。
今回はカイル・バード投手のこれまでのキャリアについて話を進めていきます。
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カイル・バード投手と契約合意
11月26日にカイル・バード投手との契約が発表されました。
マスコミ各社に向けて発表された契約状況は以下の通りです。
- Kyle Bird
- 1993年4月12日
- 190cm、99kg
- 左投げ・左打ち
- 契約金 1040万円
- 年俸 4160万円
- 背番号 42
日本のマスコミに対し、広報を通じて以下のようにコメントもしています。
「来シーズン、広島東洋カープでプレーできることに大変興奮しています。私と家族は、広島で日本の素晴らしい文化を体験できることを待ち遠しく思っています。また、ファンの皆様にお会いできることも楽しみにしています。私の目標はチームのために自分ができる事の全てを出し切り、広島の街とファンの皆様に優勝を届ける事です。」
~ 広島東洋カープ公式サイト (現在削除)
獲得には駐米スカウトのブラッド・エルドレッド氏の撮影したビデオが決め手となったようです。
追記 : 2021年4月26日に入団会見が行われました。
バード「米国ではエルドレッドに助けられた」 一問一答 https://t.co/DuEZlCZZAW #carp
— 中国新聞 (@ChugokuShimbun) April 26, 2021
① アメリカでのキャリア
まずはアメリカでのキャリアを振り返っていきます。
2019年にメジャーデビューを果たすも目立った成績は残していません。
その後、2020年はマイナーリーグが中止となり登板はありませんでした。
[ 2016年 ]
[ 2016年 ]
[ 2017年 ]
② メジャーリーグでの成績
続いて、2020年のシーズン成績を振り返ります。
上段がマイナー成績、下段がメジャー成績になります。
概要 | |
---|---|
2020年 MINOR | 中止 |
2020年 MLB | 登板無し |
次にMLBでの通算成績は以下の通りとなります。
概要 | |
---|---|
MINOR通算 | 214試合(342回) 20勝8敗23S 2.66 |
MLB通算 | 12試合(12回2/3) 0勝0敗1S 7.82 |
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投手キャリアの多くは「リリーフ登板」
プロ入りした2015年からの年間登板数をみていきます。
メジャーとマイナー通算214試合の登板のうち、先発したのは6試合でした。
2018年には先発でも投げていますが、キャリアのほとんどはリリーフ登板。
3年目の2016年以降は毎年リリーフで40試合以上の登板数を記録しています。
比較的順調にキャリアを積み重ねている印象です。
ただ、目立った成績がないのは物足りないのが正直なところでしょうか。
① 球種や投球タイプは?
球種をみていくと、主に投げているのは3種類。
4シームとスライダーとシンカーで、4シームが5割程度を占めます。
ただ、データ上では特筆する球種がなかった点が気になるところです。
特にMLBでは4シームが全くと言って良いほど通用していません。
被打率.455とかなり打ち込まれ、長打率も1.273と不安要素になっています。
カープ退団後はMLBに復帰
カープ退団後はMLBに復帰しています。
① 2022年はシアトル・マリナーズと契約
2022年はMLBのシアトル・マリナーズと契約。
契約の詳細は発表されていないようですがマイナー契約とのこと。
現在は3AのTacoma Rainiersでの登板が続いています。
ただ、良い結果を残せずメジャー昇格にはかなり厳しい状況です。
防御率は7点台で、WHIPは2.0近くと不本意な成績に。
この状態が続けばマイナー契約すらも解除となる可能性も考えられます。
Scoreless 6th for Kyle Bird.#Rainiers pic.twitter.com/a5fcn5jrmC
— Mariners Minors (@MiLBMariners) May 27, 2022
2022年マイナーリーグの成績
44試合 (48回2/3) 6勝1敗 7.40 WHIP 1.952
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