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近年では従来注目されてきた投手の球速のみならず球質も注目されています。
個人レベルで計測できる環境になってきたのでそのツールついて話を進めていきます。
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プロ野球も使用する「Rapsodo Baseball(ラプソードベースボール)」
最近はプロ野球界でもラプソードが話題になっています。
ラプソードは回転数、回転軸、変化量など投球データを計測することが可能です。
- 球速 (VELOCITY)
- 回転数 (SPIN RATE)
- 有効回転数 (TRUE SPIN RATE)
- 有効回転率 (SPIN EFFICIENCY)
- ストライクゾーン分析 (STRIKE ZONE ANALYSIS)
- 回転軸 (SPIN DIRECTION)
- 変化量 (PITCH BREAK)
- 3D投球軌道 (3D TRAJECTORY)
🗣 Training SZN #Rapsodo | #RapsodoPitching pic.twitter.com/yZbXwZrFQg
— Rapsodo Baseball (@rapsodo) December 1, 2021
ただ、ラプソードを欲しいと思っても高額のため簡単に購入することは難しいです。
そこで、同じ機能は無理ですが一般でも購入できる代わりのツールに注目したいと思います。
「球速・回転数・回転軸」を計測できるタイプ
最近はボールの形をしたタイプのものが増えてきています。
このツールは回転数や回転軸も計測できる項目が最もラプソードに近いタイプです。
① スマート野球ボール 「STRIKE」
「STRIKE」はデータを計測し、iPhone&Android 対応スマホで記録できるのが特徴です。
ボールの材質は硬球仕様になっており、硬式の選手に適したタイプとなっています。
球速以外にも回転数・回転軸が計測でき、3D起動・トップビュー・サイドビューで確認できます。
各データをアニメーションで見ることが可能で視覚的にもわかりやすくなっています。
サイズ・重量に関してはNPB球に近い作りになっています。
材質は牛革フルグレインレザーで、ポリエステル混合綿と純綿で作られています。
フルグレイン(full grain leather)は天然牛革の最も耐久性に富んでいる部分。
傷などを補修せず、ヤスリをかけたり、研磨したり加工しないものです。
② SSK(エスエスケイ) テクニカルピッチ
テクニカルピッチは「STRIKE」と同じくiPhoneやAndroid 対応スマホで記録できます。
硬式球タイプと軟式球タイプがあり、軟式球タイプは一般用と少年用に分けられています。
球速以外にも球種・回転数・回転軸・腕の振りが計測可能です。
各データを専用アプリを通じ、スマホ上で見ることが可能で視覚的にもわかりやすくなっています。
軟式球に関しては規定の違いから2種類、硬式球は1種類が販売されています。
- 硬式球 テクニカルピッチ TP001
- 軟式 M号球(一般・中学生用) テクニカルピッチ TP002M
- 軟式 J号球(少年用) テクニカルピッチ TP003
テクニカルピッチ 硬式球 TP001
硬式球のサイズ・重量は硬式球とほぼ同程度となっています。
表面の材質に関しても硬式球と同じく天然皮革で作られています。
テクニカルピッチ 軟式 M号球 TP002M・軟式 J号球 TP003
軟式球のサイズ・重量は軟式野球練習球と同程度となっています。
材質は表面は天然ゴムと合成ゴムで作られています(NAIGAI球は天然ゴムのみ)。
ゴム製品の製造会社で、1947年から軟式球を製造しています。
タイプとして一般用のA号、中学生用のB号、小学生用のC号、 小学校低学年用のD号があります。
会社ホームぺージ : NAIGAI SPORTS
“表面ゴム”のリペアサービス開始
テクニカルピックは表面ゴムリペアサービスも行っています(税込 6,600円)。
使うことで表面が削れてしまった軟式ボールのゴムを交換できるようになりました。
③ MIZUNO (ミズノ) MAQ 1P
MAQ 1pは他社製品と異なりiPhoneのみに対応しています。
ボールの材質は硬球仕様になっており、硬式の選手に適したタイプとなっています。
球速以外にも回転数・回転軸が計測できますが、androidに対応していないのが課題。
また、充電器が別売りとなっており、ボールと充電器を合わせる他社よりも高額です。
サイズ・重量に関してはNPB球に近い作りになっています。
材質の記載はありませんが、試合球と同じものを使用しているようすです。
MAQでは三浦大輔氏が現在のデータを記録する重要性を説明しています。
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今回のまとめ
今回はAmazonや楽天などで購入できるスピードガンについて話を進めてきました。
10数年前に比べて、現在では様々なタイプの機種が手軽に購入することが可能です。
球速だけでなく、回転数や回転軸などの計測も行えるものもあります。
近年ではプロ野球でも球質に注目が集まり、野球中継でも表示されたりします。
これらのツールは完璧で正確なものではないのは確かかも知れません。
しかし、個人レベルで簡易に計測して投球に生かせる便利な時代になりました。
あくまでも参考値ですが、使い方次第によりレベルアップも可能です。
多くの選手が今よりレベルアップし、試合で活躍することを期待しています。
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