さて今回は春先に好調な選手にスポットを当てたいと思います。
過去のデータを振り返り、主力選手を中心にその傾向を見ていきます。
主力野手たちの3-4月の成績を振り返る
年間300打席以上の在籍している主力選手をピックアップします。
[ 2014年 ]
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
菊池涼介 | 103 | 30 | 2 | .291 | .327 |
堂林翔太 | 65 | 13 | 4 | .200 | .316 |
田中広輔 | 34 | 6 | 1 | .176 | .282 |
[ 2015年 ]
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
田中広輔 | 89 | 26 | 1 | .292 | .323 |
菊池涼介 | 98 | 23 | 2 | .235 | .257 |
丸佳浩 | 98 | 23 | 1 | .235 | .330 |
梵英心 | 51 | 10 | 1 | .196 | .241 |
[ 2016年 ]
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
菊池涼介 | 119 | 43 | 4 | .361 | .376 |
田中広輔 | 116 | 37 | 1 | .319 | .406 |
鈴木誠也 | 64 | 16 | 3 | .250 | .258 |
[ 2017年 ]
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
安部友裕 | 64 | 22 | 0 | .344 | .382 |
鈴木誠也 | 107 | 34 | 5 | .318 | .373 |
田中広輔 | 111 | 32 | 0 | .288 | .373 |
菊池涼介 | 114 | 29 | 2 | .254 | .286 |
會澤翼 | 47 | 10 | 0 | .213 | .264 |
松山竜平 | 46 | 9 | 1 | .196 | .229 |
[ 2018年 ]
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
會澤翼 | 43 | 17 | 1 | .395 | .447 |
野間峻祥 | 27 | 8 | 0 | .296 | .387 |
菊池涼介 | 115 | 33 | 4 | .287 | .322 |
バティスタ | 46 | 13 | 3 | .286 | .333 |
田中広輔 | 103 | 28 | 1 | .272 | .414 |
松山竜平 | 89 | 6 | 1 | .270 | .323 |
鈴木誠也 | 28 | 6 | 1 | .214 | .314 |
西川龍馬 | 17 | 2 | 0 | .118 | .200 |
これだけをみると、誰かが特に良いというのもないようにみえます。
単純に打率だけを見れば、春先はいつも絶好調という選手はいないようです。
ただ、田中広輔選手が2016~2018年の間は出塁率が.350を超えています。
打率は.300を切っていますが、トップバッターとしての役割を果たしています。
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移籍した丸佳浩選手はやっぱり凄かった
巨人に移籍した丸佳浩選手の打撃成績もみていきます。
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
2014 | 102 | 28 | 5 | .275 | .385 |
2015 | 98 | 23 | 1 | .235 | .330 |
2016 | 115 | 38 | 5 | .330 | .412 |
2017 | 102 | 31 | 3 | .304 | .405 |
2018 | 77 | 24 | 5 | .312 | .530 |
2014~2015年の打率は高くないですが、全ての年で高出塁率をキープ。
特に2018年の出塁率に至っては、脅威の.530を記録しています。
これは近藤健介選手を抑え、12球団でNo.1の出塁率を残しました。
改めて、いかに鈴木誠也選手に繋いでいたかが良くわかります。
つまり、丸佳浩選手あってこそのカープ打線の繋がりとも言えるでしょう。
また、鈴木誠也選手の打撃成績への貢献もかなり高いと考えられます。
引退した新井貴浩選手も活躍していた
最後に新井貴浩選手もみていきます。
打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 出塁率 | |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 57 | 15 | 0 | .263 | .344 |
2016 | 102 | 33 | 1 | .324 | .395 |
2017 | 76 | 22 | 4 | .289 | .409 |
カープ復帰後は出場のない2018年を除き、全ての年で高出塁率。
復帰前の阪神でプレイしていた2014年も.433をキープしました。
新井貴浩選手は春先のチーム貢献度が高かったことがわかります。
2018年で引退となりましたが、もう少し活躍をみたかったですね。
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今回のまとめ
今回は春先に打撃好調な選手を探すためデータを調べてみました。
紹介した通り、打率という面では特徴的な選手は見当たりませんでした。
打率は様々な要素が影響し、簡単には良し悪しが判断できない面もあります。
そのため出塁率で評価していくと、春先から貢献している選手が存在しました。
改めて、丸佳浩選手の凄さもわかったと思います。
2019年から巨人の選手としてその能力が発揮されることになります。
打線の繋がり、ポイントゲッターを失った2019年のカープ打線。
新たな選手の台頭に期待しながら、4月の戦いを観戦しましょう。
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